2023/10/02 13:09

星空撮影、風景写真撮影などで使用する三脚の選び方ワンポイントアドバイスです
購入の際に確認する要素
1.移動手段は車?徒歩+公共交通機関?
 当然のように車の方はあまり大きさ、重さにこだわる必要がありません。(お求めやすく、しっかりしたものは大きく重い)
 自分で背負って運ぶ方は、大きさ、重さが重要で旅行者用のトラベラー三脚も選択肢です。素材は鉄とカーボンが有りますが、カーボンは軽くて丈夫で理想的ですが、お値段が2倍から3倍となりますのでお財布と相談です。
2.耐荷重を確認する
 カタログの表記には2種類あって耐荷重と推奨耐荷重の表記があります。(推奨荷重は耐荷重の1/3ぐらいが目安)
 お持ちの一番重い機材(カメラ+レンズ)の重量が推奨耐荷重の範囲でおさまっている必要があります。
 今持っている機材のみならず、近い将来買うかもしれない望遠レンズの重さも視野に入れて余裕を持たせておくことがおすすめです。
3.雲台(カメラを固定する可動部分の名称)
 ・3ウエイ雲台:レバーが2本のタイプ:一般的な雲台で低価格のものに多い
 ・自由雲台:レバーが無くて自由に動く、ねじで固定。便利でおすすめだが少し高価。(ある程度しっかりした三脚の場合、雲台のみ交換も可能)
 基本的に雲台はどちらでもよいが、予算と相談。どちらかというと自由雲台が推奨。
 通常売価1万円以下の三脚は条件満たすのが難しい
4.三脚の脚の段数、高さ
 三脚の高さは、エレベーター(真ん中の上げ下げできる棒)を伸ばさないで顔の高さにカメラが来るものが使いやすい
 足の段数:3段、4段が一般的:段数多い方がコンパクトだが、安定感が落ちる、現場で展開が面倒。
 (自分で担ぐなら4段以上、車のトランクに置きっぱなしなら3段)
5.メーカー(個人的見解おすすめ)
 お求めやすい順
 1.ベルボン、スリック(SLIK)日本のブランドで、比較的安価安心
 2.レオフォト(Leofoto)中国のブランド 最近、急成長
 3.マンフロット(Manfrotto)イタリアのブランド
 4.ジッツオ(Gitzo)フランスのブランド。世界のトップブランドだがお値段もトップ。予算さえあれば。。
 初心者は日本のブランド2社で選ぶの推奨。無印の安物は銭失い?(特に北海道は冬の寒いときに差が出る)

※三脚は一般の方の場合カメラより長持ちするので、長期的視野で買うのが良い。
※初心者に多い失敗:適当なものを安易に買い続けると2年ぐらいたつと家に使い道のない三脚が4~5本ぐらい転がっている方が多い。
 (例。3千円、5千円、7千円、8千円、1万円、1万7千円(これで落ち着く))

以上が三脚選びのポイントです。迷った時のご相談は講座内でも承ります